業務の標準化・統合により合併・買収等の組織再編の効果を促進できる
PROCESS-DRIVEN CHANGE業務プロセスの再設計により業務プロセスおよび情報システムを統合・標準化すれば、合併・買収等の組織再編のコストを削減し、早期に効果をあげることができる。
形式的に企業をひとつにしたり、出資比率をあげたりしただけでは、期待した効果はあがらない
企業の合併や買収等の組織再編は、シナジー効果や規模拡大を目的に行われるが、組織再編後の効果が期待したほどあがらないケースも少なからずある。これは、トップマネジメント層の問題であることもあるが、業務レベルでの統合が進まないことが要因となる場合も多い。
業務レベルでの統合を進めるためには、業務プロセスを可視化して、組織再編後の業務を再設計することが必要である。
組織再編の効果をあげるためには、可能な限り業務プロセスを統合・標準化する
合併や買収等の組織再編の効果をあげるためには、組織変革と同様に業務プロセスの再設計が必要不可欠である。
組織再編の目的が規模の拡大の場合は、規模の利益を享受するために業務の統合・標準化を進め、グループ全体の業務をいわゆるベストプラクティスで統一することが必須であるが、シナジー効果を期待しての組織再編の場合も、経理、総務等の間接業務を中心に可能な限り業務プロセスを統合・標準化することが望まれる。
なお、業務の統合・標準化のためのインフラとして共通の情報システムを導入することも有効である。
業務の統合・標準化により、その後の組織再編を低コストかつ短期間でできるようになる
業務の統合・標準化を実現できた企業(グループ)では、その統合・標準化の過程でマニュアル等のツールが整備されており、業務再設計のノウハウが蓄積されている。したがって、その後新たな企業を合併・買収した場合も、より低コストかつ短期間で組織再編効果をあげることができる。
さらに、標準化された業務は管理のためのランニングコストが低い、管理数値も共通化されグループ全体の経営数値の管理が可能になるなどのメリットを享受できることも多い。
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組織改革の成功には業務プロセスの再設計が不可欠である
組織改革に伴うBPRや業務改善では、必ず現行業務の実運用をフローチャートなどに落と し、企業戦略とのギャップを把握して、全体最適な業務プロセスを再設計する。
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業務の標準化・統合により合併・買収等の組織再編の効果を促進できる
業務プロセスの再設計により業務プロセスおよび情報システムを統合・標準化すれば、合併・買収等の組織再編のコストを削減し、早期に効果をあげることができる。
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シェアードサービスは業務の統合・標準化を推進するための有効な手段である
シェアードサービスは、現状分析、シェアード対象業務の検討、シェアードサービス組織の導入・定着と段階を踏んで導入されるが、各段階の目的に応じた業務プロセス可視化の方法を工夫する必要がある。
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